クラウドワークスには、実際に応募してやり取りしてみないと見えてこない“悪質案件”が紛れています。この記事では、私が実際に経験したやり取りを、スクショ付きで紹介します。
悪質案件に引っかかると、数十万円のスクール代を払わされたり、何日分もの貴重な時間を無駄にしてしまうこともあります。
実例を知って悪質案件への感度を高め、あなたの大切な時間とお金を守ってください。
ケース⑥ 「ふるさと納税」をダシにした釣り案件
「ふるさと納税」という取り組みやすいテーマで応募者を集め、実際にはあやしいチャットの仕事を紹介してきた案件がありました。
こちらが、その案件のタイトルです。

ふるさと納税は経験者が多く、書きやすいテーマです。そこにつけ込んで、このタイトルをつけたのでしょう。
さっそく応募してみると、こんなコピペメッセージが届きました。

「チャット対応」なんて、どこにも書いていなかったのに…。やっぱり、と思い、問い詰めてみました。

その後、連絡は途絶えました。
こうした明らかな釣り案件でも引き受けてしまう人がいるからこそ、悪質案件はなくならないのでしょうね…。
ケース⑦ 顔出しした後に連絡が途絶える
このケースでは、クライアント側が音信不通になりました。
Zoomで面談をしたあと、ぱったり連絡が来なくなったのです。
こちらは顔を出していたのに、相手は顔出しなしで、どんな方なのかもよくわかりませんでした。
自分だけ顔を出して音信不通になるのは、なんとも気持ちの悪いものです。
そこで、こちらから連絡してみました。

どうやら忙しかったようです。
ここで私はいったん安心し、お返事をしました。

ところが、一度は返事をもらえたものの、その後また音信不通に…。1か月以上、連絡がありません。

やむを得ず、こちらから辞退しました。すぐに切らず、予備の枠としてキープしていたのでしょうか。
顔出しまでしただけに、不安の残るやり取りになってしまいました。
ケース⑧ 仮払い前に始めさせようとする
運営からも注意がありますが、仮払い前に業務を始めてはいけません。
納品したあとに、クライアントが報酬を払わず消えてしまう恐れがあるからです。
ある案件では、応募後にこんなメッセージが届きました。

じつはこの時点では応募しただけで、まだ受注は完了していませんでした。
それなのに契約前にマニュアルが送られてきて、納品予定日を教えてほしいと言われたのです。
そこで、こんなメッセージを送りました。

すると、受注の手続きがされ、メッセージが届きました。

質問に答えず、こんな短いメッセージだけで対応してくるのは、正直やや雑な印象で不安を覚えます。ただ、ここは目をつむりました。
しかし、いっこうに仮払いがされません。
仕方がないので、催促することにしました。

このように「(仮払い前の)表示が出ています」と伝えて、自分から催促している感じをあまり出さないのがコツです。
そして、ようやく仮払いがされました。

相手からのメッセージは特になく、仮払いの通知だけが届きました。本来なら「仮払いしました」と一言あると安心ですね。
もし仮払いされないまま始めていたら、テストライティングをしたのに報酬ゼロ、ということになっていたかもしれません。
別の案件では、運営を通じて何度催促しても、無視され続けたこともありました。

ちなみに、先ほどの案件は業務が始まってからはスムーズに進み、じつは悪質案件ではなかったのかも、と思っています。

ただ、仮払いをうっかり忘れていただけなのかもしれません。
クライアント側が忘れてしまうこともあるので、仮払いされたかどうかは、必ず確認してから始めましょう。
ケース⑨ Zoomの予約後にサービス外連絡申請が否認される
一度サービス外連絡申請が承認されても、あとから否認されることがあります。
ここでは、Zoomの日程まで決めたあとに、クライアントのサービス外連絡申請が否認されたケースを紹介します。
まず、応募先のクライアントから「Zoom面談をしたい」という連絡が来ました。
この時点では、怪しい案件かどうかは判断できません。
ただ、クライアントがまだサービス外連絡申請をしていませんでした。
そこで、このまま進めてよいのかを確認しました。

すると、外部連絡申請をしてくれて、承認されました。

これで安心したので、Zoom面談の日程を予約しました。
しかし、そのあとに、サービス外連絡申請が否認されてしまったのです!

一度承認された申請が、あとから否認されることもあるんですね…。
このままZoomをすると、こちらも規約違反になってしまいます。そこで「再度承認されたら、あらためてZoom面談を予約します」とメッセージを送りました。

しかし、その後は音沙汰がありません。
メッセージを見返してみると、クライアントのメッセージがすべて——

——このように表示されていました!
この人のメッセージは表示できない、と運営側が判断したのでしょう。
さらに、本人は退会していました。
別のアカウントで違反を続けていなければ良いのですが…。
ケース⑩ 評価欄を見て発覚した「言葉の暴力」
勧誘やだますつもりはなくても、できれば仕事を引き受けたくないクライアントもいます。
その一つが、言葉の暴力とも取れる対応をしてくるパターンです。
ある案件に応募して、メッセージをいただきました。

マニュアルと、過去に修正コメントが入った台本を添付していただきました。私は、その修正コメントを見て、契約に進むのを断念しました。
実際のものをお見せはできませんが、かなりキツイことが書かれていました。
・キャラに話させて展開させるのが下手すぎて、見ていられない状態です。
・どう伝えれば見ている人に伝わるのか、その判断が下手すぎます。
・根本的に変えてもらいたいです。
・話題を広げる技を身につけてほしいです。
・おかしいですよ、どう考えても。
き、厳しい…。と思いながら、そっと台本を閉じました。
たしかに、指摘を受けた台本は、専門用語の説明がないまま当たり前のように話が進む箇所が多かった印象です。一つひとつ指摘するのも大変だったとは思います。
とはいえ、物事には言い方があります。発注する側・受注する側という立場の違いはあっても、お互いは対等であるべきです。この方は、そこを勘違いしているのでしょう。
実際に、このクライアントへの評価コメントを見てみると、さまざまなクレームが書かれていました。



やはりそうだったか…と思いました。
ここで私はこの案件を断念し、次のようなメッセージを送りました。

このメッセージへの返信はありませんでした。
というより、返信は不要です。
このクライアントの評価は☆4.6なので、パッと見では問題なさそうに感じます。
だからこそ、応募する前に、評価コメント欄まで確認しておくことをおすすめします。
まとめ|応募前の“ひと手間”で、悪質案件は避けられる
今回紹介した5つのケースは、どれも応募前や契約前にひと手間かけるだけで、避けたり被害を減らしたりできるものでした。
- ケース⑥:取り組みやすいテーマで釣り、別の仕事へ誘導してくる
- ケース⑦:顔出しさせておきながら、連絡が途絶える
- ケース⑧:仮払い前に作業を始めさせようとする
- ケース⑨:サービス外連絡申請が、あとから否認される
- ケース⑩:評価コメント欄に隠れた「言葉の暴力」
仮払いを確認してから始める。応募前に評価コメント欄まで読む。違和感があれば無理に進めない。この3つを意識するだけで、トラブルの多くは防げます。
あなたの時間とスキルは、誠実なクライアントのために使うべきものです。怪しいと感じたら、迷わず次へ進んでくださいね。
あわせて読みたい|クラウドワークスの悪質案件シリーズ
クラウドワークスの悪質案件について、ほかの実例もまとめています。気になるものからご覧ください。


コメント